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☆☆☆全国通信三田会幹事会報告☆☆☆
定刻の13:30に定例会が開催され、議長に「加納時男会長」、書記に「高橋豊総務部副部長」を選出して、議事に
入りました。
T.主な審議内容・報告事項・決定事項
1.加納会長挨拶(配布資料:KTM Headlines)
会長就任後15年経過、会長定年制により今回の幹事会で退任します。次期会長は、結果的に、選挙によって今回
の幹事会で選出されます。2名の候補者「永田進一君」と「山岡恒夫君」は、永年通信三田会の発展に尽力され、両
名ともに人間的に優れ、三田会に欠かすことができません。選挙でどちらかが選出されることになるが、結果を真摯
に受け止め、ラクビー試合終了後の「ノーサイド」のように、禍根を残すことなく、互いに協力して、通信三田会の
新たな発展に向かって、それぞれが牽引力になって頂きたい。
この15年を省みると、地域第一主義、IT化の重視、基盤整備に力を入れてきました。就任当時、本部対支部と
いう構造があった。本来、地域が原点、中央はそのサポート役、地域の活性化を重視した。組織の無い地域や休眠地
域に三田会を立上げた。高齢化が進み、膠着状態の地域で長老を解任、新たな三田会を発足したりした。現在、全国
のほとんどの地域に通信三田会が生まれた。地域合同の活動も活発化した。関西、東海、中四国など以外に、九州合
同や北海道合同も現実化している。IT化は、会員情報のデータベース化、ホームページ立上げ、BBS(掲示板書
込み)による情報交換、部長会議の電子化など、情報の共有化と効率化を進めた。現在、部長は全員メールアドレス
を持ち、議題や問題点に対し、翌日には回答を頂き、即決可能になった。幹事会の電子化は道途中であり、一部の地
域では、パソコンを持たない人、パソコンを使わない人、メールアドレスの無い人などが居り、IT化を全国展開す
る環境が整っていないようです。しかし、地域通信三田会の会員には必ずパソコンの使える人がおり、その人を介し
て連絡をすることが可能であり、これは今後の課題です。基盤整備は、正会員制を採用し、普通会員と区別した。現
在、正会員登録者は約2,500名、行事案内や会報を送付、ホームペーシやBBS(掲示板)の利用を可能として
います。財政健全化も課題であったが、寄付や個人負担の善意に甘えつつ、黒字基調が定着した。会報は3回/年発
行、慶應義塾の社中としての通信三田会が確立できた。一時は塾との対立の時代もありましたが、渉外部の多大な努
力で、4〜5回/年の交流が定着し、塾長や塾員部とも円滑なコミュニケーションのパイプが生まれた。これらの成
果は、すべて仲間の力であった。感動の共感こそが文化です。
なお、通信三田会は、2005年3月23日の卒業式で、321名が学位記を受け、卒業生累計が11,915名
(消防署「119」行こう)となった。来年は12,000名を突破し、その記念行事(詳細は別途企画部報告)が
予定されています。今や三田会の中で最大規模の組織です。また、2008年は塾創立150周年を迎え、その記念
事業のキックオフが9月20日に帝国ホテルにて開催されました。安西塾長を委員長とする委員会を発足、私(加納
会長)も委員に選出され、新しいコンセプトとして「未来への先導−”独立”と”協生”」を決定した。記念事業と
しては、「未来への先導館を造る」「新しい一貫教育を始める」「記念館建て替えをする」「新しい通信教育を始め
る」など、その事業費600〜900億円、内募金250億円(企業175億円、個人75億円)を見込み、式典、
イベント、ロゴマークなどを進めています。そして、慶應義塾大学通信課程の卒業生は、優秀な人材を輩出し、社会
的にも認められてきました。以下、詳細は「KTM Headlines」(HP:ニュースのベージ)を参照して
下さい。
2.各部の報告(詳細は事前に幹事会メーリングで電子配信済)
2−1 企画・・・2008年の大型フロジェクト「塾創立150周年」に向け、2006年秋季に「卒業生12、
000人突破記念祝賀会」を開催予定、実行委員会を立上げ、来年春の幹事会迄にメンバー決め、新会長の
下で具体的活動を開始予定。
2−2 会計・・・支出は流動的だが、黒字基調で進行中。
2−3 広報・・・会報79号を発行、長文投稿多く字数800字以内、関西地区の広報担当充実が課題他。
2−4 渉外・・・連合三田会関係、三田事務局関係他を報告。
2−5 塾員情報・・・個人情報の取扱いについて、不要情報すべてシュレッダー裁断後廃棄処分。
2−6 情報システム・・・HPの運用報告(ニュースのページ、会長選挙、電光ニュース新設等)、組織を充実、
「地域の窓」創設の提案。
2−7 総務・・・幹事会MLを再登録、電子会議の運用、新卒対応、ユニコン賞推薦を募集中、ネットワークの活
用推進を提言他。
2ー8 地域連絡部・・・地域連絡担当の役割を明確化、九州地区合同を11月に福岡で開催、鹿児島と愛媛の通信
三田会の再生及び北海道地区合同(函館、旭川、釧路地域連絡調査)立上げが当面の課題。
以上、幹事会で一括承認されました。
3.人事関係報告
・大河内博子君、三重 会長
・鈴木 隆雄君、塾員情報部副部長
・高橋 豊君、情報システム部副部長(総務兼任)
・野口雄一郎君、情報システム部委員(広報兼任)
・柴田 章弘君、情報システム部委員(新任)
・高橋 伸和君、情報システム部委員(新任)
以上の人事変更は幹事会にて了承されました。
4.来年春季の幹事会:2006年5月20日(土)九州・福岡市で開催予定
−ここで小休憩 約20分(この間、選挙管理委員会による会長選挙の開票作業)−
この間、各幹事は「交詢社」内フロアを見学、会員限定の部屋多く、
大食堂、ビリヤード室、娯楽室、談話室等、社交場の雰囲気を味わう。
U.会長選挙
会長選挙は133人の幹事による郵便投票が開封された。結果は以下の通りです。
投票総数 127(投票率:95.5%)
無効票 2票(両方に○等表記)
白 票 2票
山岡候補 69票
永田候補 54票
この結果、新会長には、現副会長の山岡恒夫君が当選決定しました。山岡新会長から「現会長の加納時男君を名誉
会長に推薦したい」旨提案があり、加納時男君の名誉会長就任が今回幹事会で承認決定された。他の人事案件につ
いては、当面の間現行体制でとの新会長の考えが示され、「後日、幹事の補充を含め役員再構成などは新会長に一
任」ということで了承されました。
会長選挙の詳細は、「全国通信三田会会長選挙」をご覧下さい。
V.各地域三田会・報告
1.東京(田中会長)
総会・行事の報告、会報4回/年発行、定時総会(5/21)、卒論発表(7/16)、奥多摩散策(10/1)、新年会予
定(H18/2/4:銀座BRB)。(HP:http://homepage2.nifty.com/ttushinmita/index.htm)
2.埼玉(八木会長)
2ヶ月に1度程度行事を開催、ピクニック(4/21)、例会(6/18)、忘年会予定(12/17)。
3.神奈川(伊藤会長)
詳細は会報第32号参照、行事予定や活動の改革を検討中、名簿掲載簡略予定。
(HP:http://mitakai.web.infoseek.co.jp/)
4.千葉(越川会長)
総会(6/12:24/97名出席)、パソコン同好会(10/9:第43回目)、慶友会と交流が課題、千葉散策を予定(11/
12−13:鴨川・勝浦)、会報ミニレター発行を計画。
5.宮城(佐々木会長)
総会予定(11/13)、会報発行(7/7:第2号)2〜3回/年を予定、正会員制を発足、会員数は37名、2名の
入会有。
6.栃木(田崎会長)
慶友会と交流有、IT化パソコン有利用無、一部の人に依存が問題、加納会長ファン多いが全国と接点少なし、
11月に会報「杉並木」第15号発行予定。
7.松本(矢澤幹事)
活動は休眠中、今年10周年で集会の予定、IT化の遅れ有り。
8.静岡三田クラブ(長澤会長)
総会で加納会長(全国通信三田会)・永田会長(大阪慶友会)・他講演・大阪・愛知・三重・長野から多数参加
(7/9)、東海地区合同通信三田会開催(11/20)。
9.茨城(高木会長)
山岡顧問を全国通信三田会次期会長候補に推薦(8/初)、役員会(8/21)、関根岩雄君が世界百ケ国歴訪達成、
総会(9/28)、IT化ホームページを立上げ。(HP:http://iba-tu-mitakai.hp.infoseek.co.jp/)
10.慶友三田会:大阪(森本会長代行)
毎月1回の定例会と懇話会を開催、会報「丘の友」4回/年発行、単独2大行事は6月の総会(新塾員歓迎会)
と12月の歳末懇親会、地域通信三田会との交流、関西合同三田会大会、関西合同通信三田会大会等、課題は講
師の確保・全員協力体制問題、塾生慶友会との交流、新塾員の参加、会報のみ会員等。
11.富山(水木会長)
北陸3県合同通信三田会開催予定(10/21)、3人よれば三田会・人集め苦慮。
12.群馬(岡部会長)
活動は食べること・見ること・為になること、会報「つつじ」2回/年発行、原稿は自作自演・投稿者少数。
(HP:http://www7.ocn.ne.jp/~n-world/page5.html)
13.愛知(八木会長)
愛知通信三田会15周年記念行事(6/25)、愛知地球博見学・記念パーティー、総会(7/9)静岡三田クラブと
の交流、会報「友愛」第47号(記念号)発行、東海地域合同通信三田会を予定(11/20)、三重通信三田会と
交流予定(12/3−4)。(地域の窓:地域の窓(愛知通信三田会))
14.札幌(鈴木会長)
創立35周年記念祝賀会を開催(5/28)、「学ぼうかい」等の活動、会報「時計台の鐘」3回/年発行、会員
数は60名以上で毎回の行事に十数名が集合。
15.石川(徳光会長)
新塾員2名、会報第1号発行(8/15)、北陸地区合同通信三田会予定(10/22)。
16.三重(大河内会長)
総会(6/18)、愛知15周年記念行事に参加(6/25)、会報第30号を発行、東海地区合同通信三田会を予定
(11/20)、忘年会と懇話会を予定(12/3−4)。
17.京滋(相会長)
「都鳥の会」年4回の行事、次回第27回は嵯峨野の天龍寺(11/12)、IT化が進み利便性有り、相会長が
NHK教育テレビに出演予定(11/13AM5:00-6:00)。
18.広島(迫田会長)
加納会長と通信三田会に感謝、地方の三田会が元気になり、中四国合同交流会を開催、最近の新塾員の実態を
分析、卒業生首都圏に集中、卒業生無8県、卒業生1名のみ9県、関東・中部・近畿で80%、女性比率68
%と高い。
19.島根(井原会長)
会員の高齢化、在籍塾員数16名、総会には7名参加、会報2回/年発行を予定。
20.山口(有田会長)
今年卒業生無、H17年度総会(6/5)、会報「のんた通信」第10号発行(7/10)、第11回中国四国合同
通信三田会を山口市で開催予定(2006/4/23)。(HP:http://homepage3.nifty.com/yamaguchimita)
21.徳島(鈴木会長)
徳島慶友会と交流(7/2−3)、徳島通信三田会夏季懇親会(7/18)、徳島慶應倶楽部総会に参加(8/6)、会報
No.13を発行予定(愛称『藍の風』に決定)。
22.長崎(堀田地域連絡副部長)
機関紙「出島」第22号を発刊(8/9)、慶友会講師派遣行事に参加(9/17−18)、福岡通信三田会設立記念行
事並びに九州地区通信三田会協議会(福岡:10/22)、ホームページで活動状況や行事予定などの情報を開示。
(HP:http://www.mars.dti.ne.jp/~jh6kxg/tusin/)
23.熊本(吉弘会長)
熊本通信三田会セミナー第15回を開催(7/16)、会報第15号を発行(10/10)、九州沖縄通信三田会協議会
を予定(10/22)、熊本通信三田会セミナー第16回を開催予定(11/12)、総会・慶友会との合同忘年会(12/
10)、会員に行事案内すると入院中などの会員増加傾向有、会員の高齢化が進行。
(HP:http://kumakeio20.hp.infoseek.co.jp/)
(質疑応答から)
1)山木地域連絡部副部長:各地域三田会報告は、フォーマットを標準化して、形式の統一を提案します。
2)西城地域連絡部副部長:各地域で抱えている問題点は、会員の高齢化など、ほぼ同じようです。
3)福島顧問:加納前会長に随所で適切なアドバイスと指導をして頂きました。15年間ありがとうございました。
山岡新会長の下で、すばらしい通信三田会になりますようによろしくお願いします。
4)鈴木仁顧問:次回の会長交代では選挙を止めよう。今回の選挙はくたびれました。このような会の運営は仲良く
バトンタッチするのが望ましいと思います。また、地域の人も高齢化しており、自らエネルギーを生み出す工夫
が大切と思います。
5)木村顧問:今回の会長選挙は幹事の投票率が95.5%、組織の活性化になったと思います。ここで原点に戻り、
皆なで楽しい三田会になるように頑張りましょう。お金のある人は資金の提供を、知恵のある人は知恵の提供を、
特に会費を納入されている会員を大切にして、三田会を運営していきましょう。
6)横山顧問:加納会長が就任した15年前に、同時に札幌通信三田会会長を引き受けました。通信三田会は若い人が
比較的に少なく、高齢化傾向にあります。年寄りを諌めるような若い人の会員が必要です。
W.総括(加納会長)
本日の幹事会では23の地域通信三田会から報告があり、「みんな」「たのしく」「会話が弾む」(頭文字を並べ
ると「みた会」)であった。要点はとして、「基礎固めが大切」「悩み多く」「悩みは解決」となろう。「基礎固め
が大切」として、名簿の整備、本人確認に基づく正会員制、会報の発行(ニッネーム付会報など)、「都どりの会」
や「学ぼう会」などの内容ある例会、周年行事や合同通信三田会の開催、塾生組織の慶友会と交流など、地域毎に工
夫や努力が結実している。一方、「悩み多く」、組織の高年齢化、会員が集まらない、会費を払わない、パソコン嫌
い、会報の原稿不足、例会の講師確保が困難など、多くの悩みを抱えているようだ。しかし、「悩みは解決」できる。
例えば、静岡では県域が広く、東・中・西の3つに分けて活動している。新塾員確保には、塾生組織の慶友会と交流
が欠かせない。一般に慶友会で活躍する人は卒業できないという。栃木では塾員が教えて卒業させた。例会での講師
派遣は、慶友会と合同で企画すると、慶應義塾がその資金を提供する。三田会単独で塾に講師派遣を依頼すると、無
料では認められない。また、各地域には、優れた人材が埋もれており、その活発な活用も考えられる。会報の原稿は、
大阪慶友三田会の永田会長のアイデアによる100字通信が参考になる。三田会の目的は、3人でも、5人でも、充
実した会であるならば成功です。「みんな」「たのしく」「会話が弾む」(頭文字を並べると「みた会」)です。
永年の間、ありがとうございました。
以上
(会長交代披露懇親会)
幹事会終了後、交詢社9階に移動、福澤諭吉先生の肖像画のある由緒ある階段で記念写真を撮影、会長交代披露懇親
会が開催されました。懇親会は塾歌斉唱後、加納前会長の挨拶、山岡新会長の挨拶に続き、塩澤修平慶應義塾大学経済
学部長(元通信教育部長)と富山優一慶應義塾基金室長兼塾員センター長から祝辞を頂戴した。この時、慶應義塾創立
150年記念「未来への先導」を意味する「2つの焦点を持つ開かれた楕円」のロゴマーク等が紹介された。そして、
池田眞朗慶應義塾大学院教授(元通信教育部長)の乾杯で歓談に入った。また、花束の贈呈、代表役員および地域三田
会代表の方々から祝辞を頂戴した。最後に「若き血」を斉唱し、瀬戸田副会長による中締めのエールで閉会となった。
(文責:総務部 高橋 豊)
<山岡新会長とがっちりと握手する加納名誉会長と会長候補の永田慶友三田会会長>
<交詢社の階段での幹事会の記念撮影>
<池田眞朗慶應義塾大学院教授(元通信教育部長)の音頭で乾杯>
<東北地区の役員・幹事・会員>
<神奈川地区の役員・幹事・会員>
<東海地区の役員・幹事・会員>
<九州地区の役員・幹事・会員> |